ジャーナリスト伊藤詩織さん勝訴。

2017年にジャーナリストの伊藤詩織さんが受けた性暴力の判決が先日くだされた。

伊藤さんは勝訴し東京地裁は相手の元TBSワシントン支局長の山口敬之氏に対し慰謝料など330万円を支払うよう命じた。

事件の経緯を読むだけで吐気を催す。しかも山口氏は既婚者。計画的なその手口は、相手を人として見ていない。ただの獣。

伊藤さんは戦った。忌まわしい記憶を法廷に出るたびに人前で思い出し、供述し、当事者と何度も顔を合わせる。それを３年間続けてきた。それまで彼女は心ない人達から「ハニートラップ」と言われたり事件を茶化すようなイラストをSNSで拡散された。

そして今回の勝訴を勝ち取った。でもこれで終わりじゃない。ようやく彼女は世間から「被害者」として認められた。

その後に敗訴した山口氏が会見を開いた。何とそこには被害者の伊藤さんがジャーナリストとして参加しメモをとっていた。

ほんとに被害にあったのなら、会見に出られる筈はない。と、言ってる人も居るようだけど、彼女の計り知れない心のうちを誰が知り得ようか。

毅然として会見に臨んでいたが容易な事ではないと思う。

忌まわしい記憶は薄れても消えることはないと思うが、伊藤さんが今後幸せに暮らせるように。と切に願う。

彼女は今後は性暴力の被害にあった人の支援やその撲滅活動に注力していくという。