ウルフなシッシー
「アストラル・アブノーマル鈴木さん(以下アスアブ鈴木)」の
大野大輔監督の自主制作映画「ウルフなシッシー」を鑑賞した。
【あらすじ】
男と女の痴話ゲンカをシニカルに描いたコメディ。売れない女優アヤコは、舞台のオーディションに落選した憂さ晴らしのため、こじゃれたバーで親友ミキと盛り上がっていた。そんなさなか、アヤコの彼氏の新米AV監督・辰夫が呼んでもないのに彼女たちの前に現れる。アヤコと辰夫は破局寸前の微妙な関係。空気を読まない辰夫によって、場の空気が一気に険悪なムードへと変わっていく。ミキが帰り、残された辰夫と泥酔したアヤコは互いの不平不満を吐き出し、罵詈雑言の応酬へと突入する。監督、主演は本作が初の劇場公開作品となる大野大輔。2017年のTAMA NEW WAVEコンペティションで、グランプリ、ベスト男優賞、女優賞を受賞(映画ドットコム)
【感想】
ずっと観たいと思っていた作品。
自主制作映画なのでソフト化もされておらず
1日限定の上映を逃すと
次はいつ観られるのかわからなかった。
「アスアブ鈴木」と同様、
独特なセリフと何気ないけど心に刺さる大野監督の脚本は健在だった。
アスアブ鈴木に出てくるセリフもちょっと出てきたり。
大野監督自身が辰夫を演じているのも面白く、
普段は温厚でおとなしそうな彼が、
えげつない役回りで演技もうまかった。(笑)
自主制作映画ということで
ほとんどが2人が同棲している部屋の中で展開されるため
セリフが肝になってくる。
ラストのアヤコが自販機でジュースを買うところを
遠目から捉える映像もよかった。
インディーズもいいけど商業映画でも本領を発揮してもらいたい。
ちなみに、この作品は女優の根矢涼香を特集した
「The face」という若手俳優にスポットを当てて
一週間、関連作品を上映するという企画の第二弾で上映された。
場所は池袋シネマ・ロサという場所で
これまた、初めて訪れた映画館。
初めての映画館、これで今年で5つめ。
上映終了後には「ウルフなシッシー」出演者が
撮影やサインに応じたり、その映画館で上映予定の
作品の出演者や監督がチラシ配ったり。
遅い時間なのに大変だな。と思った。
一際目立つ二人組がいたので、何事か。
と思ったら「満月の夜には思い出して」という作品のキャストの方々。
あまりにノリがいいので、調子に乗って写真を撮らせてもらった。
撮りっぱなしでは申し訳がないので宣伝。
「満月の夜には思い出して」
興味のある方は是非に。