壊れかけてないエンタメRadio

引っ越しました。

エンタメ全般のごった煮放送。

ドル箱映画。/鬼滅の刃 TVアニメ・無限列車編

f:id:miyabiyama2019:20201101215413j:plain

2020年製作/117分/PG12/日本
配給:東宝アニプレックス

吾峠呼世晴の人気コミックを原作にアニメ化した「竈門炭治郎 立志編」の最終話の続編となる劇場版。鬼に家族を殺された少年と仲間たちが、鬼との新たな戦いに立ち上がる。アニメーション制作をufotableが手掛け、ボイスキャストを竈門炭治郎役の花江夏樹をはじめ鬼頭明里下野紘平川大輔らが担当するなど、アニメ版のスタッフやキャストが集結した。(シネマトゥデイより抜粋)

【あらすじ】

蝶屋敷での修業を終えた“鬼殺隊”の竈門炭治郎は、短期間で40人以上が行方不明になった“無限列車”を捜索する任務に就く。妹の竈門禰豆子を連れた炭治郎と我妻善逸、嘴平伊之助は、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとりである炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を進む無限列車の中で鬼を相手に戦い始める。シネマトゥデイより抜粋)

【感想】

コロナ禍の影響で大作映画の上映は軒並み延期、業界は引き続き厳しい状況が続いている最中、10日で100億円の興行収入を叩き出したモンスター映画「鬼滅の刃 無限列車編」鑑賞。週刊少年ジャンプでの連載も終了している漫画の無限列車が舞台のエピソードをトリミングし映画化した内容となっている。そしてその手前のストーリーは、TVアニメにて放送されており、それも観てから鑑賞した。

ストーリーは大正時代を背景に人間と鬼という世界を舞台に展開される。人間が噛まれると、鬼に変化するという設定と世界観は、ゾンビものに近い。印象的なのは、丁寧な作画。細かい背景の描き込みは目を見張るしアクションシーンもかなり迫力がある。

映画版では、さらに迫力のあるスピード感のある展開でパワーアップしている。ただ、舞台は列車の中に限られるので、壮大感は感じられず、ちょっと勿体無いかな? とも感じた。ストーリーは殺鬼隊と呼ばれる組織の中のトップに君臨する「柱」と呼ばれる精鋭のひとり炎柱・煉獄杏寿郎がメイン。未熟な主人公たちと協力しながらスポ根的要素を絡めながら進めて行く。

印象としては、自分の好きなゾンビもの、主人公たちがレベルアップして一般人から鬼殺隊に入隊、組織の中で出世して行くであろうゲーム的成長要素もあり楽しめた。ただ、これがなぜここまでの日本の映画史でも類を見ないほどの爆発的ヒットに至ったのかは、不明。漫画ベースで例えるなら同じジャンプで連載されている「ワンピース」も同じ現象が起きて然るべ気だと思うし。

まま、映画業界が冷え込んでいる昨今、これだけのヒットで業界が潤う事は本当に喜ばしい事なので、今後もこのブームが長く続いてもらえたらありがたい。

もう1つすごいのは、映画館は座席を1つ空けて売るのをやめ、全席開放している。しかも一日多いところだと10回も上映している中、コロナ感染者がゼロ。という事。映画館は安全度がとても高い。という証明にもなっている。