続編でスケールアップ。満足度1000% /エンド・オブ・キングダム
2016年製作/99分/PG12/イギリス・アメリカ・ブルガリア合作
原題:London Has Fallen
配給:ショウゲート
アクション大作の良作「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編鑑賞。舞台はホワイトハウスからロンドンへスケールアップ。続編になると面白さも減って行くのが通例だが、この映画は逆で面白さそのままの良質アクション大作だった!!!
【あらすじ】
イギリスの首相が謎の死を遂げ、ロンドンで行われる葬儀にアメリカ合衆国大統領ベンジャミン(アーロン・エッカート)が出席することに。2年前にテログループによるホワイトハウス陥落に立ち向かったシークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)も彼を護衛するために同行する。各国首脳がロンドンへと結集する中、彼らをターゲットにした同時多発テロが発生。歴史的建造物が次々と崩壊し、犠牲者が続出する。マイクとベンジャミン大統領は世界を混乱から救おうと立ち上がるが……。
【感想】
前作があまりに面白すぎたので、一体続編はどうなるのか。と予備知識入れずにしていたら、なるほど。そういう設定か! とワクワク度はマックスに。前作ではホワイトハウスではあるものの、あくまで自国が舞台だったが今作はイギリス。テロリストに攻撃され警備もなくなり、何の後ろ盾もなく、無人と化したロンドンを大統領とマイクはひた走る。
各国の要人が次々と死んでいく様は壮大。日本の首相も例外なく暗殺される。橋に仕掛けられた大型爆弾によりテムズ川のもくずと消える。ホワイトハウスを倒壊&血の海にするだけで不謹慎なのに。(笑)舞台もやることもスケールアップ。ラストもかなり強引な展開ではあるものの、面白いから許されるレベル。(多分)
観光名所にして神聖な寺院ウェストミンスター寺院もぶっ壊す。さすがにロンドンを象徴するビッグ・ベンは倒壊しなかったあたり、「やめてくれ」とオファーがあったのかも。
生き残ったのがアメリカの大統領だけで、テロを倒すのも彼ら。というのがいろんな意味が含まれていてちょっと怖い気もするが、エンタメ作品としては申し分のない、一本。おすすめ!!!