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愛がなんだ(舞台挨拶)

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youtu.be

名作「八日目の蝉」で知られる

角田光代の小説「愛がなんだ」を

岸井ゆきの成田凌深川麻衣、若葉達也

を迎えて映画化。

舞台挨拶付きの回を鑑賞した。

 

【あらすじ】

28歳の会社員・テルコ(岸井ゆきの)は、マモル(成田凌)のことが好きになって以来、仕事や友人がどうでもよくなるほどマモル一筋の生活を送っていた。一方、マモルにとってテルコは、ただの都合のいい女でしかない。ある日、二人は急接近しテルコは有頂天になるが、突然マモルからの連絡が途絶えてしまう。(シネマトゥデイ

 

【感想】

朝ドラ「まんぷく」で

低学年から既婚者までを演じた

年齢不詳女優、岸井ゆきの

主人公まっしぐら女子テルコを熱演。

朝ドラでの清楚な?

役柄とは全く異なるキャラ設定。

 

はたから見ればこの上なく都合のいい女テルコ。

マモルから電話があるだけで全てを投げ出し

それ一筋になるテルコが可愛いような、

狂気のような。

 

恐ろしいのはマモルの無自覚さ。

そんな彼の台詞に戦慄さえ覚えるが

肉体関係持っておきながら

「付き合ってないでしょ」

と言い放ち、これでもか。

とテルコを傷つけまくる彼の心の闇を見た。

「こいつ、確信犯じゃないか?

無自覚を演じてるだけなのでは?」

と勘ぐりたくなる。

 

テルコの友人葉子(深川麻衣)も

マモル側の人間で、ナカハラ(若葉達也)を

家に居候? させては都合よく利用し、

必要なくなれば真夜中でも家から追い出す

鬼極道。(アスアブ鈴木より引用)

 

マモルのことを「そんな奴、別れなよ」

とテルコにアドバイスしている裏で

自分が全く同じことをしていた。

そんなナカムラの心の叫びのシーンが実に切なく

出番は少ないながらも印象に残るキャラクターだった。

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話としては面白いし、好きなのだけれど

登場人物の行動やその心理に

全く共感が持てなかった上に、

恐ろしく尺が長く映画自体が

とても緩慢な印象で観ているのがキツかった。

もっと短くシンプルにできたら良かったかも。

なんか勿体無い。

 

鑑賞前には主要キャスト全員による

舞台挨拶もあって、それで相殺された感。(笑)

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