ひとりディスクレビュー 01「GIRL」德永英明
【アルバム情報】
タイトル:GIRL
ミュージシャン:徳永英明
発売日:1986年1月21日
レーベル:ラジオシティ
【収録曲】
01.レイニー ブルー
02.リアリストとロマンチスト
03.夏のプリズム
04.冬の動物園
05.ガール
06.僕の憂鬱
07.未完成
08.Air Port 20:13
09.レター
10.最後の学園祭
11.奇跡のようなめぐり逢い
【アートワーク】
徳永英明の1stアルバム。
アートワークはザ・徳永英明ではなく
アルバムタイトル「GIRL」のコンセプトに沿って
なぜか後ろ姿の女性とともに。
ずっと気になっているのだが
この女性は本物の人間なのか。マネキンなのでは。
と勘ぐっていたが、改めてちゃんと見ると、人間だ。
謎は解決した。
スタジオではなく、野外で撮影。
仮面ライダーとか戦隊モノで毎回最後に
敵と戦う時は必ず広大な工事現場みたいな
砂利山がある場所だったけど
この写真見ていると、そこを思い出す。
歌詞カードの中に写真があれば
感想を言いたかったけど、
自分が持っているCDは廉価版なので
歌詞カードの中は文字のみで写真はない。無機質。
裏面は、表の写真と文字を反転させるという
デザインのセオリーを無視した大胆なアイデア。
人の顔を反転させるって、基本的にNG。(笑)
【楽曲に関して】
シングルは「レイニーブルー」のみ。
作曲も全曲、徳永のものではなく鈴木キサブロー氏の
「レター」が収録されているが、この曲はかなり好き。
自分の中のハイライトはそんな「レター」以降の
「最後の学園祭」「奇跡のようなめぐり逢い」。
陰鬱とした雰囲気の楽曲が続き(笑)
「レター」で霧が晴れたかの様にパッと明るくなり
「最後の学園祭」で切なく
「奇跡のようなめぐり逢い」のポップなアレンジで
アルバムは幕を閉じる。
「レイニーブルー」「ガール」「僕の憂鬱」
は武部聡志による編曲で、土方氏もギターで参加している。
田原音彦って人がクレジットされているのも気になる。(笑)
最初買ったばかりの頃は、ピンとこなかったけど
「レイニーブルー」「最後の学園祭」をはじめ、
結構良い曲が揃っていると思う。
余談だが、アルバムタイトルは「GIRL」だけど
収録曲は「ガール」なんだな。(笑)
再リマスター希望。